035108 ランダム
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■□■□■エイエンノ コトノハ■□■□■

■□■□■エイエンノ コトノハ■□■□■

生きている意味が無いなんていわないで

生きている意味がないなんて言わないで

『頑張って』

『頑張って』

『頑張って』

ネェ、そんなに言うけど私はがんばってるんだよ・・・

ネェ、どこまで頑張ればいいの?

ネェ、いつまで続ければいいの?

ネェ、苦しい。

ネェ・・・ネェ・・この声も届いてないの?

いつも想ってた。自分はどこまで頑張ればいいの?

いつになったら終わるの?

リストカット。

死んでしまえばいい。

終わりがこないのなら自分で終わりの線をつくってやればいい。

もう何年も悩んできた。

もう十分じゃないか?

真っ赤な線で自分を消してしまえ

生きてる意味なんてない。どんなに頑張っても意味はない。そう思った。

流れる赤い自分、ただ見つめた

無表情な自分が地面に流れる赤に反射して写った

バチン。

音がした

ァレ?自分が倒れた。

何が起こったんだ?

横に倒れこんだ私は次の瞬間には抱き起こされ温かい胸の中にいた。

何がおこったのかわからない。

貧血だろうか。目が霞む。

ぁ。

あの人だった。

悲しみの戦士。

渇いた目に貴方が写った

なんで私がこの場所にいるのが分かっていたのかは分からない。

『なんでこんな事をした!』

たいていこの腕を見た人はこういうんだ。

そしてこのつぎには絶対に「こんなこと止めろ」っていうんだよね。

読めた。この人もそんなひとなんだろうなって思った。私は答えた

『生きてる意味がないから。いくらがんばってもね無駄。
 頑張って頑張って、認めてもらえない。存在価値がない』

悲しい目をした貴方が居た。

『これ以上がんばらなくていいんだ!お前はもうこんなになるまでがんばっているじゃないか!もう逃げたってぃぃ!逃げるなって誰が言った!!お前の事は全部俺が認めるから、生きてる意味がないなんていわないでくれ・・・』

自然に涙が出た。

求めていたモノを彼はくれた。

『今までよくがんばった。もう、泣いていいんだよ』

終わった。終止符が打たれた。

今、私が存在するのは貴方のおかげ、あなたが私の存在を認めてくれたから。

もう言わないよ『生きてる意味がない』なんて二度と言わない。

今日も私はこの空の下、生きている。



『生きている意味が無いなんていわないで』  そんなお話。













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